2012年 12月 01日
第三話 |
第9話見ました!どうもゾックスです。
9話は個人的に今までで一番好きな話です!
それじゃあ第3話いきます!
赤いオイルが散乱する路地裏に立つ神姫が2姫。
「あ、あり、ありがと、ございます」
突然の事に認識が追いつききれていないながらもお礼をいうフェレット型。だがその声はレイに届いていない・・・。
マスターとの別離、慣れない土地での過酷な生活、そして次々と連れて来られる神姫・・・レイは昔を思い出していた。
レイはマスターとの記憶は殆どない。おそらく削除されたのだろう。だがマスターと無理矢理引き離されたという事は覚えている、尤も具体的にどのような状況・手段で引き離されたのかは記憶にないが。
引き離されてすぐにメモリを改竄され、そして過酷な訓練を課された。バッテリーが切れる度に強制的に取り替えられ、食事は粗末なものが週一回、全身の人工筋肉が断裂したかのような錯覚に陥ったまま訓練を続けられた。
そして殺人的訓練を課されていた時も、ソレを卒業した後も次々と神姫が脱落して処分され、新しい神姫がどこからか連れて来られた。
訓練場は常に阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
自身も泣いたし、他の神姫も泣いていた。
許せん、そう思ったレイと同僚の神姫達は秘密裏に仲間を増やし・・・そして反乱を起こした。
反乱は大成功、神姫達は帰るべき場所を求めて散り散りになったのだった。
レイはミミックに襲われていたフェレット型を見た瞬間に思った、『あのフェレット型を私と同じ境遇に落としてはならぬ』と。
そしてそう思った時・・・行動は終わっていた。殆ど衝動だった。
「あ、あの・・・?」
フェレット型からの声でレイはハッとした。
見るとフェレット型は心配そうな表情でこちらを見上げてきている。
「ん、あぁ・・・済まない、心配をかけた。そういえばオヌシは何処に住んで」
返事をして不安を和らげてやるついでに住家を聞こうとしたまさにその時!レイの鋭敏なる感覚が複数の気配を察知した!統一感溢れる悪意、それは全て質も悪い。恐らくミミックだろう。数は・・・7人。先程倒した数も含めると調度一個分隊の人数になるだろうか。
レイは思案する。一人で7人を相手にするのは多少骨が折れる、しかも今回はフェレット型を護りながら戦わなければならない。正面きっての戦闘も十分こなせるが、本来レイは先程のような不意打ち殺法を得意としている。だが環境に文句をいう暇などありはしない・・・やるしかない。
レイはスリケンを手にとり構える、上手くいけば一回の投擲で結構な数を減らせるかもしれない。
顔のない面を不気味に光らせ、7機で2姫を取り囲むミミック。フェレット型を庇うように立つレイ。レイがそこらの三下に遅れをとるとは考え難いが、護衛対象が同じ場所にいるとなると話は別だ。
思案するレイと怯えるフェレット型を一気に袋だたきにしてしまうべく一斉に迫り来るミミック分隊!
「イヤーッ!」
レイはすかさずスリケンを投擲!スリケンが描くブーメランの如き軌道上には3機のミミックの首が!スリケンがミミックの首を切断しつつ通り抜ける!通り抜けた次の一瞬はまだ頭が体の上に乗っている、しかしその次の一瞬には体のみが前に進み頭は落下!体も後を追うかのように前のめりに倒れる!こうして3機のミミックが頭と体をダルマ落としの如く分断された!
レイはミミックの頭が地面に落ちるのを待たずに残りの4機の方を向く、そしてフェレット型を抱き抱えて跳び上がった!
「マテコンニャロウ!」
「ニゲンナッコラー!」
すかさず2機のミミックが釘バットを携えてジャンプし追う!残りの2機は即座に銃を構える、構えた銃はグリースガン!安い!
そしてグリースガンを構えたミミックが狙いを定めるのにもたついているまさにその時・・・おぉ、見よ!どこからともなくマイクロ9mmパラベラム弾がミミック達めがけて飛んで来るではないか!改造の方向性にもよるが、3レベル以上の高レベル違法改造を受けたイリーガルならものともしないマイクロ9mmパラベラム弾。だが悲しいかな、コスト優先で製造されているミミックにマイクロ9mmを防ぐ術はない!2機のミミックCSC付近に穴が空く!即座に機能停止!
9mmパラベラム弾を撃った神姫は赤い瞳を持っていた。髪は青く、ツインテールにまとめている。頭頂部には俗に『もしもし』と呼ばれる武装デバイス。肌は浅黒く、黒いトレンチコートを羽織っている。その手に持つはスコーピオンの9mm仕様『Vz.85』。 そしてその胸は平坦だった。
to be continued
9話は個人的に今までで一番好きな話です!
それじゃあ第3話いきます!
赤いオイルが散乱する路地裏に立つ神姫が2姫。
「あ、あり、ありがと、ございます」
突然の事に認識が追いつききれていないながらもお礼をいうフェレット型。だがその声はレイに届いていない・・・。
マスターとの別離、慣れない土地での過酷な生活、そして次々と連れて来られる神姫・・・レイは昔を思い出していた。
レイはマスターとの記憶は殆どない。おそらく削除されたのだろう。だがマスターと無理矢理引き離されたという事は覚えている、尤も具体的にどのような状況・手段で引き離されたのかは記憶にないが。
引き離されてすぐにメモリを改竄され、そして過酷な訓練を課された。バッテリーが切れる度に強制的に取り替えられ、食事は粗末なものが週一回、全身の人工筋肉が断裂したかのような錯覚に陥ったまま訓練を続けられた。
そして殺人的訓練を課されていた時も、ソレを卒業した後も次々と神姫が脱落して処分され、新しい神姫がどこからか連れて来られた。
訓練場は常に阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
自身も泣いたし、他の神姫も泣いていた。
許せん、そう思ったレイと同僚の神姫達は秘密裏に仲間を増やし・・・そして反乱を起こした。
反乱は大成功、神姫達は帰るべき場所を求めて散り散りになったのだった。
レイはミミックに襲われていたフェレット型を見た瞬間に思った、『あのフェレット型を私と同じ境遇に落としてはならぬ』と。
そしてそう思った時・・・行動は終わっていた。殆ど衝動だった。
「あ、あの・・・?」
フェレット型からの声でレイはハッとした。
見るとフェレット型は心配そうな表情でこちらを見上げてきている。
「ん、あぁ・・・済まない、心配をかけた。そういえばオヌシは何処に住んで」
返事をして不安を和らげてやるついでに住家を聞こうとしたまさにその時!レイの鋭敏なる感覚が複数の気配を察知した!統一感溢れる悪意、それは全て質も悪い。恐らくミミックだろう。数は・・・7人。先程倒した数も含めると調度一個分隊の人数になるだろうか。
レイは思案する。一人で7人を相手にするのは多少骨が折れる、しかも今回はフェレット型を護りながら戦わなければならない。正面きっての戦闘も十分こなせるが、本来レイは先程のような不意打ち殺法を得意としている。だが環境に文句をいう暇などありはしない・・・やるしかない。
レイはスリケンを手にとり構える、上手くいけば一回の投擲で結構な数を減らせるかもしれない。
顔のない面を不気味に光らせ、7機で2姫を取り囲むミミック。フェレット型を庇うように立つレイ。レイがそこらの三下に遅れをとるとは考え難いが、護衛対象が同じ場所にいるとなると話は別だ。
思案するレイと怯えるフェレット型を一気に袋だたきにしてしまうべく一斉に迫り来るミミック分隊!
「イヤーッ!」
レイはすかさずスリケンを投擲!スリケンが描くブーメランの如き軌道上には3機のミミックの首が!スリケンがミミックの首を切断しつつ通り抜ける!通り抜けた次の一瞬はまだ頭が体の上に乗っている、しかしその次の一瞬には体のみが前に進み頭は落下!体も後を追うかのように前のめりに倒れる!こうして3機のミミックが頭と体をダルマ落としの如く分断された!
レイはミミックの頭が地面に落ちるのを待たずに残りの4機の方を向く、そしてフェレット型を抱き抱えて跳び上がった!
「マテコンニャロウ!」
「ニゲンナッコラー!」
すかさず2機のミミックが釘バットを携えてジャンプし追う!残りの2機は即座に銃を構える、構えた銃はグリースガン!安い!
そしてグリースガンを構えたミミックが狙いを定めるのにもたついているまさにその時・・・おぉ、見よ!どこからともなくマイクロ9mmパラベラム弾がミミック達めがけて飛んで来るではないか!改造の方向性にもよるが、3レベル以上の高レベル違法改造を受けたイリーガルならものともしないマイクロ9mmパラベラム弾。だが悲しいかな、コスト優先で製造されているミミックにマイクロ9mmを防ぐ術はない!2機のミミックCSC付近に穴が空く!即座に機能停止!
9mmパラベラム弾を撃った神姫は赤い瞳を持っていた。髪は青く、ツインテールにまとめている。頭頂部には俗に『もしもし』と呼ばれる武装デバイス。肌は浅黒く、黒いトレンチコートを羽織っている。その手に持つはスコーピオンの9mm仕様『Vz.85』。 そしてその胸は平坦だった。
to be continued
by zox_godprincess
| 2012-12-01 13:29
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