2014年 02月 19日
ギフ集落戦争レポート#1 |
ギフ集落戦争レポート#1
このレポートは、ゾックスエレクトロニクス社長ゾックスが“現存する史料(こちらは野良狩り側の視点で書かれている事が多い)”及び“ギフ集落戦争を生き延びたギフ集落側神姫からの伝聞”を元に戦争の推移を追っていき書き記したものである。
●開戦
野良やイリーガルの神姫が日夜狩られている、というのは周知の事実である。一部の神姫オーナーやその他フィギュアロボオーナー等は、彼女らを狩りそれを申告する事で小銭を稼いでいる(野良の駆除は賞金が出る)。しかし彼等はあくまで個人で狩猟を行っていた。
この戦争の発端は、そんな彼等が『手を組んだ』ことである。野良狩りと称される彼等は、野良神姫をコミュニティごと潰して大量の利潤を得ようと考えたのだ。“狩れども狩れども減らないのが野良、つまり一箇所に纏まっているであろうコミュニティを丸々潰せばとてつもない賞金が入るだろう・・・山分けして尚、普段よりも高額な賞金が”、これが彼等の動機であった。
彼等『野良狩り』は神姫やフィギュアロボ、神姫用搭乗兵器等といった様々な戦力を持ち寄って連合軍を結成。野良のコミュニティがあると思しき岐阜県の森林のはずれに大規模な基地を建築、ここを拠点として活動を開始した。兵装、弾薬、食料、電力、これらが全て潤沢。しかも不足が生じればオーナー達に援助を要請できた。兵数も多く、質も上々。“敗北は有り得ない、コミュニティの場所が特定できていない為に時間は少々かかるだろうが見つけさえすれば赤子の手を捻るかのごとく制圧に成功するだろう”・・・神姫・オーナー共通の見解だった。
彼等は偵察部隊を編成しもぐりこませると共に、少しづつ進軍し前線基地を建築していった。
だが野良も馬鹿ではなかった。『今までと野良探しの人数が違う、目つきも普段よりギラギラしていた』ことを察知した住民はコミュニティ・・・ギフ集落の頭領にそれを報告した。頭領の判断は素早かった。荒事なれした村人を選出し偵察を行わせたのだ。また同時に素早く義勇軍拡充と防衛陣地のプランを練り、偵察によって情報が明らかになるや否や素早くプランを実行に移した。このスピード対応こそ、ギフ集落側勝利の一因となった。
集落側は襲撃側の偵察に感づいた、これによって襲撃側の偵察は失敗に終わってしまった。襲撃側の偵察はことごとく捕らえられ、逆に拷問にかけられ情報を搾り出された。これにより集落側のみが敵の情報を得る形となったのだ。
このとき集落側が知る事ができたのは、“敵軍の規模及び拠点の位置、偵察・進軍ルート(予定)”。正面からやりあっても一方的に圧殺される、本部に奇襲をかけても返り討ちにあうのがオチだということを悟った彼等はゲリラ戦略を選択した。一箇所に集まって守りを固めるのではなく、奇襲などの撹乱工作をメインにして少人数で神出鬼没に活動する形をとることにしたのだ。こちらは集落の場所を悟られないようにしつつ、敵戦力は削り取っていく。地の利を活かしたゲリラ攻撃による“攻める事で護る”戦略は見事にハマり、襲撃側は攻め落とすべき目標を発見できぬまま消耗ばかりしていくのだった。
~~~~~
というワケで、レポート1枚目です。これからこんな感じで少しづつかいていこうかなー、と思ってます。
このレポートは、ゾックスエレクトロニクス社長ゾックスが“現存する史料(こちらは野良狩り側の視点で書かれている事が多い)”及び“ギフ集落戦争を生き延びたギフ集落側神姫からの伝聞”を元に戦争の推移を追っていき書き記したものである。
●開戦
野良やイリーガルの神姫が日夜狩られている、というのは周知の事実である。一部の神姫オーナーやその他フィギュアロボオーナー等は、彼女らを狩りそれを申告する事で小銭を稼いでいる(野良の駆除は賞金が出る)。しかし彼等はあくまで個人で狩猟を行っていた。
この戦争の発端は、そんな彼等が『手を組んだ』ことである。野良狩りと称される彼等は、野良神姫をコミュニティごと潰して大量の利潤を得ようと考えたのだ。“狩れども狩れども減らないのが野良、つまり一箇所に纏まっているであろうコミュニティを丸々潰せばとてつもない賞金が入るだろう・・・山分けして尚、普段よりも高額な賞金が”、これが彼等の動機であった。
彼等『野良狩り』は神姫やフィギュアロボ、神姫用搭乗兵器等といった様々な戦力を持ち寄って連合軍を結成。野良のコミュニティがあると思しき岐阜県の森林のはずれに大規模な基地を建築、ここを拠点として活動を開始した。兵装、弾薬、食料、電力、これらが全て潤沢。しかも不足が生じればオーナー達に援助を要請できた。兵数も多く、質も上々。“敗北は有り得ない、コミュニティの場所が特定できていない為に時間は少々かかるだろうが見つけさえすれば赤子の手を捻るかのごとく制圧に成功するだろう”・・・神姫・オーナー共通の見解だった。
彼等は偵察部隊を編成しもぐりこませると共に、少しづつ進軍し前線基地を建築していった。
だが野良も馬鹿ではなかった。『今までと野良探しの人数が違う、目つきも普段よりギラギラしていた』ことを察知した住民はコミュニティ・・・ギフ集落の頭領にそれを報告した。頭領の判断は素早かった。荒事なれした村人を選出し偵察を行わせたのだ。また同時に素早く義勇軍拡充と防衛陣地のプランを練り、偵察によって情報が明らかになるや否や素早くプランを実行に移した。このスピード対応こそ、ギフ集落側勝利の一因となった。
集落側は襲撃側の偵察に感づいた、これによって襲撃側の偵察は失敗に終わってしまった。襲撃側の偵察はことごとく捕らえられ、逆に拷問にかけられ情報を搾り出された。これにより集落側のみが敵の情報を得る形となったのだ。
このとき集落側が知る事ができたのは、“敵軍の規模及び拠点の位置、偵察・進軍ルート(予定)”。正面からやりあっても一方的に圧殺される、本部に奇襲をかけても返り討ちにあうのがオチだということを悟った彼等はゲリラ戦略を選択した。一箇所に集まって守りを固めるのではなく、奇襲などの撹乱工作をメインにして少人数で神出鬼没に活動する形をとることにしたのだ。こちらは集落の場所を悟られないようにしつつ、敵戦力は削り取っていく。地の利を活かしたゲリラ攻撃による“攻める事で護る”戦略は見事にハマり、襲撃側は攻め落とすべき目標を発見できぬまま消耗ばかりしていくのだった。
~~~~~
というワケで、レポート1枚目です。これからこんな感じで少しづつかいていこうかなー、と思ってます。
by zox_godprincess
| 2014-02-19 02:43
| 神姫ネタ